中学生の頃から、離人感をたびたび感じてきた。
大人になっても、どうにも辛く何度か受診をしてきたが、離人感についてはっきりわかってもらえた事がなかった。
もちろん同じ医院で受診を重ねなかったこと、自身で状況を伝えきれなかったことも原因だろう。
(一方であの状況の中、1人で診察に行ったことも褒めて欲しいくらいだが)
未だに朝、あの感じにならないかを怯えている。
毎年9月は危ういのだ。
夕暮れが早く訪れること、空気のにおいが変わる事。
自分の生まれた月であることも、憂鬱さに拍車をかける。
私は人を離れてようやく日々の輝きを知る。
毎日の色を光を失ったことに怯える。